いろいろな PC メーカーがあり、購入する側であるユーザーも様々ですが、こちらのページは個人や小規模な法人向けの低価格 PC を購入した際の所感です。
Table of Contents
Lenovo
- 安くて流通範囲も広く、購入しやすい
- 流通量が多いためパーツも確保しやすい。デスクトップ PC は汎用的な ATX 規格に沿ったモデルも多いが、2019 年頃から汎用から外れたものが増えた
- 中国製が嫌いでければ安易で悪くない選択
NEC
- Lenovo の子会社というか日本向けブランド。現在では一部のモバイル PC を除いて Lenovo のカラーコンパチ。Lenovo の部品を流用できるメリットも
Fujitsu
- Lenovo の子会社その 2。設計・製造は富士通独自のものを残すと言っているが NEC もそう言っていたはずなので信用できない。設計・製造の統合はメーカーにとって明らかにメリットがある
- デスクトップ PC はマザーボードの大きさまで独自規格
Toshiba
- あまり小売りには力を入れていないようなので選択肢に上げにくい (小売店での取り扱いが少ない)
- バッタ屋的な店で企業向けモデルが安売りされることがある。どこから流れているのか…
- 本体・PC 部門ともども粉飾していたので企業としていつまで存続できるか不明であり、あまり良い印象はない –> Sharp (Foxconn が親会社) に買収されたため継続性にはほぼ問題がなくなった
HP
- Toshiba ほどではないが低価格帯では印象が薄い
- デスクトップ PC は BTX だったり専用ケースだったり
Dell
- ここに挙げた中では最も企業や行政など大規模なユーザーを優先し、小売りに力を入れていない
- 法人として登録すると何年もチラシを送ってくる
- お世辞にも使い易いとは言えないウェブサイト (AdBlock 系機能を使用していると利用できない)、モデルやキャンペーンが頻繁に入れ替わり見積を保存する必要がある、終了予定時刻より前に使用不能になるクーポン (見積として保存できない)、など独特の商慣習で小規模な購入はかなり面倒
- デスクトップ PC はマザーボードの大きさまで独自規格
まとめ
Lenovo 等の中国などのメーカーは初期不良率や故障率が高いと言われますが、大規模なユーザーでなければ実感できる差はありません。
PC は使用しているパーツはほとんど同じですので、メーカーによる違いは保証の対応や保守性の高さ (メンテナンスしやすいか、部品を入手しやすいか) などになります。わたしは保証に期待していないので保守性を重視するのですが、その点ではやはり Lenovo が頭一つ以上抜けているように感じます。非一体型のデスクトップ PC は汎用のパーツのみで構成され、他のメーカーでは縛りのキツい法人向けモデル (端子ががっつり実装を省略されていてアップグレードパスがなかったりする) でも Lenovo はユーザー寄りです。
Lenovo の PR 記事ではありませんが、トップを走るメーカーだけはあります。Dell などは個人や中小零細向けが面倒なのはわかりますが、量産品を作るメーカーのくせにローエンドから逃げるから凋落するんだよと言いたくなります。