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ホームページ制作業者など外部業者の選び方

ビジネスにおいて業者を選定して新しく付き合いを始めるのは簡単なことではありません。多くの場合は紹介だったり、営業に勧められた結果と思われますが、顧客は自ら業者を選定するべきです。

ここでは Web サイト (ホームページ) 制作業者を選定するときに、その業者の自社の Web サイトを見て、その業者の評価を考える手法を紹介します。

暗号化 (SSL) に対応していますか?

2016 年 4 月に開始された Let’s Encrypt によって Web サイトの SSL 証明書の発行には事実上コストが発生しなくなりました。SEO 手法として大きな効果が期待されるものではないようですが、Google は Web サイトが SSL へ対応しているかを評価の基準の一つとしています。

もし検討している業者の Web サイトが SSL で接続できない場合、それは怠慢によるもの以外の何物でもありません。Web サイト制作業者の自社サイトが SSL で接続できないのであれば、その業者は即座に候補から外すべきでしょう。

レスポンシブの対応は十分にできていますか?

PC で業者の Web サイトを閲覧しているとき、ブラウザーのウィンドウを小さくしていって自然に縮小されていくでしょうか。

ウィンドウのサイズに下限はありますが、画像が一部分しか表示されなくなるサイズがあるとあまり良いとは言えません。

技術者によるブログはありますか?

こういった業者のブログの記事は、最先端の技術を触ってみた程度ですので同じ技術者から見ると大して参考にはなりません。日々、最先端の技術を追ってノウハウを蓄積し、なおかつオープンソースなどのプロジェクトに貢献することは限られた時間の中では非常に困難なことです。しかし技術的に重要でない記事だったとしても、その業者が先端技術をフォローしようとしているということは観察できます。

コンテンツとデザインは分離していますか?

例えばその業者の Web サイトが WordPress で構築されていた場合、HTML ソースを見るとどうなっているでしょうか。テーマに余計なファイルが配置されていませんか? 本来は投稿やページに含まれるべき情報がテーマに含まれていませんか?

ここに混乱が見られるのは品質と密接に関連しています。

オープンソースソフトウェアを用いる一方で、独自のコードの使用を誘導してきませんか?

これは契約などを結んで実際の作業に入らないと分からない部分かもしれません。WordPress などのオープンソースソフトウェアを用いる一方で、テーマやプラグインの部分でその業者独自のコードの使用を誘導してきませんか?

どのように理由付けをするかは様々で、業者の言い分が正しいかどうかの判断は難しいのですが、既存の十分にテストされたコードで解決可能だからこそ WordPress などのオープンソースソフトウェアを用いるのです。テーマやプラグインなどの拡張部分にも同様のことが言えます。セキュリティやカスタマイズなどの理由から、無償・有償を問わず、外部のコードを嫌う業者は存在するようですが、それによって業者のコードが安全であると保証されるわけではありませんし、過度に既存業務に寄せて作られたコードは汎用性が低いため保守費用が高くなりがちです。また独自機能の実装には、一般に顧客が想定しているよりもはるかに高いコストが発生します。逆に言えば、低コストで実装される機能は低性能、低機能であり、セキュリティなども十分にテストされていません。車輪の再発明は避けましょう。

また極端に言うと、その業者の独自のコードはその業者でなければ運用・保守ができません。業者は顧客を囲い込むために巧みに誘いますが、顧客は業者と心中するリスクを負うことになります。

個人的な意見

安価 (数百万円程度) に依頼できる制作業者の技術力はあまり高くありません。個人的な観点では低いとすら言えます。確かに金額だけ見れば決して安いとは言えませんが、単価で考えると 50 – 100 万/月 の専任者 (デザイナーなどよりプログラマーを高く見積もる必要があります) を一人、精々数か月の間だけ拘束できる金額でしかありません。Web サイトの制作は人海戦術であり、コストはほとんど人件費に消えます。さらに企業であれば福利厚生や営業活動の費用も考慮する必要があります。価格が品質が比例するとしか言いようがないのですが、一方で安価で高品質な業者がいる (価格に見合わない業者がいることでもあります。SEO や広告による結果がどれだけ品質に比例しているかは不透明であり、顧客による評価は困難です) ことも事実ですので、労力をかけてでもそのような業者を探していただきたいと思います。

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