有料プラグインも含みます。日本の制作業者は翻訳されていないと選択肢にすら入れないようですが、それでは WordPress を利用している意味がありません。
評価基準は機能が足りているか、拡張しやすいか、運用しやすいかなどです。必要に応じて機能を追加したり修正したりすることを前提にしています。PHP、SQL、JavaScript やサーバー環境などの知識を十分に持っていることを前提としています。
Admin Columns Pro ★★★★★
バックエンドのリストを拡張する。かなり高機能。
ソースコードも非常によく整理されているが、WordPress way とは言えず、拡張は癖がある。
Admin Menu Editor Pro ★★★★★
コーディングしても良いが、こちらの方が遥かに楽で結果的にコストも安く上がるだろう。
User Role Editor Pro や Adminimize と機能が被るが、こちらを優先したい。
Advanced Custom Fields PRO ★★☆☆☆
メタデータ (カスタムフィールド) を定義する。保存されたメタデータをどうするかはユーザー次第。
コードを書くのであれば CMB2 の方が良い。
AffiliateWP ★★★★☆
アフィリエイトサービスプロバイダー (ASP) を提供する側のためのプラグイン。WordPress のアフィリエイトプラグインでは最もシェアがあるようだ。追加料金が必要なこともあるが、機能も一通りそろっている。
日本ではアフィリエイトを検索してもアフィブログの構築方法くらいしか引っ掛からないのは悲しい。アフィブログを卒業したら次はセミナー・情報商材ってステップみたいだし。
Genesis Blocks (Atomic Blocks) ★★★★☆
ブロックライブラリ。CoBlocks で足りない場合はこれに頼っている。日本語には対応していない。
Custom Post Type UI ★★★☆☆
カスタムポストタイプとカスタムタクソノミーを GUI で定義できる。
細かな制御はできないが、手軽に操作できるためコストが大きく下がる。似たような機能がビルトインであっても良いと思うのだが。
CMB2 ★★★★☆
メタボックスを定義するためのライブラリ。これ単体では何もできない。
コーディング必須でかなり癖があるがモデルは整理されている。
CoBlocks ★★★★★
ドメインレジストラ GoDaddy が開発しているブロックライブラリ。
これがあれだけでブロックエディターで作成できるコンテンツが大きく広がるだろう。日本語にも対応している。
Contact Form 7 ★★☆☆☆
無料のフォームプラグインとしてはかなりメジャーだが、使いやすいわけでも高機能でもない。
Content Views Pro ★★★★☆
CoBlocks などのブロックで代替できる部分もあるものの、custom post type も含む post の列挙と表示を行うプラグインとしては知る限り最も高機能。
Google Apps Login ★★★★★
Google 認証 (Gmail または Google Workspace) で WordPress にログインできるようになる。
アカウントの使いまわしはやめましょう。
Gravity Forms ★★★★☆
有料のフォームプラグイン。
コーディングに非常に癖がある上にデータベースのテーブルも独自で正直どうかと思うが、評価は高くせざるを得ない。
Gravity Flow ★★★☆☆
まともなワークフローを構築できるプラグインだと思うが、Gravity Forms のデータベースモデルに縛られるため拡張性に欠ける。
PDFjs Viewer ★★★★★
Query Monitor ★★★★☆
SQL クエリだけでなくフックや変数などを確認できる。デバッグ出力もできるため、トラブルシューティングには非常に有用。
SiteGuard WP Plugin ★☆☆☆☆
セキュリティプラグイン。日本語によるキャプチャが主機能のようだ。
個人的には Wordfence の方が遥かに良いと思うのだが、日本の業者はこれが好き。日本以外ではほとんど使われていないはずなので、逆にセキュリティの性能は期待できるのかもしれない。
The Events Calendar ☆☆☆☆☆
イベント管理の機能を提供するプラグイン。カレンダー機能ではないため注意。
高機能とは言えないのに高いよ… よくある機能分割型の有料プラグインだが、それぞれの機能が狭く弱いため切り売り感がすごい。これも買ってね、あれも必要だね、はい年額数百ドルです毎度あり。
採用して後悔したものの一つ。Google カレンダーとの連携で乗り切った方がマシ。
機能を分割するためかコードのアーキテクチャは不必要に複雑な印象であり、非常に拡張しにくい上に不安定。
TinyMCE Advanced
Classic Editor プラグインの代替機能もあったはず。
UpdraftPlus Premium ★★★★★
バックアップ機能を提供するプラグイン。無料でもネットワークファイルシステムやクラウドストレージにデータをバックアップできる。
有料版もあるが、UpdraftClone 以外は小規模なサイトには必要ないように思える。
レンタルサーバーがデータ喪失した例はあまりないが、バックアップを取っておけば安心感は強くなる。
User Role Editor Pro ★★★★★
ロールに割り当てる権限 (capability) を GUI で設定できる。
Admin Menu Editor Pro と機能が大きく被る。こちらにしかない機能は post, taxonomy 毎のアクセス制御 ?
User Switching ★★★★★
検証用に楽。
WooCommerce ★★★★☆
WordPress で e-commerce を行うのであればこれ以外考えない方が良いが、正直かなり重い。
WP Cloud Plugin Use-your-Drive ★★★★★
Google Drive との連携プラグインとしてはおそらく最も高機能。
Google アカウントをユーザーごとに連携できない、ブロックエディターに対応していないのが残念。
WP Console ★★★★★
バックエンドで PHP を叩ける。
コードを読んで問題解決できる人にはかなり便利かも。
WP Mail Logging by MailPoet ★★★☆☆
入れておけば、送信されたされないを無駄に言い合う余地がなくなるだろう。
Wordfence ★★★★★
WordPress では最も権威があるだろうセキュリティプラグイン。CNA (CVE Numbering Authority) としても活動するなど権威はたっぷり。無料でも十分な機能なので、レンタルサーバーの用意するアプリケーションファイアウォールなどよりはこちらを信用したいところ。
wpDataTables ★☆☆☆☆
コードの癖が強すぎて、拡張するくらいならライブラリを組み合わせて自前で何とかした方が早いし安い。
コメントする