便利ですよね、Linux RAID。コストがかけられないときは RAID-1 + LVM でディスク全体をとりあえず確保して kvm で Windows を閉じ込めると結構楽な気がします。貧者の VMware ESXi みたいな。とにかく Windows を直接使うのは嫌です、精神的に。
状態:
- Ubuntu 12.04
- /boot も / も Linux RAID (RAID-1)
- MBR ディスク
手順:
- 新しいディスクを接続してパーティションの設定
- MBR に grub をインストール
- # grub-install /dev/sdX
- # diff -y <(xxd -l 440 /dev/sda) <(xxd -l 440 /dev/sdX)
- RAID に追加
- # mdadm –manage /dev/mdX –add /dev/sdXN
- 同期デバイス数を増やして同期開始
- # mdadm –grow /dev/mdX –raid-devices=3
- 新しいディスクがさらにあれば 1 に戻って繰り返す
- # halt -p
- ストレージを入れ替えて起動
- degrade になるので同期デバイス数を減らす
- # mdadm –grow /dev/mdX –raid-devices=2
- 拡大する (詳しくはこちら)
- # mdadm –grow /dev/mdX –size=max
- pvresize, lvextend, resize2fs, …
- 拡大した領域の resync が始まっている
- # mdadm –wait /dev/mdX
もっと詳しい記事を参考にした方が明らかにいいけど、お行儀よく fail にしないで交換しても大丈夫だという話。
同期は USB 3.0 とかなら十分な速度が出ます。あらかじめ新しいストレージを 2 台接続して同期しておけばいきなり冗長化された状態に。