ターゲットマシン NEC Mate MKL34C-1 (MKL34CZG1)
- Core i3-7100T
- Intel B250
- Intel I219-V
- Intel AC 8265
- NVMe SSD を使用
- ThinkCentre M710q Tiny のカラーバリエーション?
ここでは Windows Server 2012 R2 をインストールしていますが、Windows Server 2016 / Windows Server 2019 などでも流用できるノウハウと考えられます。
Windows のインストール
まず Windows Server 2012 R2 のインストーラーでストレージドライバーを要求されますが、これを解決できませんでした。ドライバーを指定すると適合しているデバイスが表示されるにもかかわらず、インストールでこける。よく分からないのは内蔵 NVMe ディスクはこの段階で既に見えていること――見えているディスクにインストールするだけで良いはず。
実装されているストレージアダプターは次になります:
- Intel(R) C600+/C220+ series chipset SATA AHCI Controller (PCI\VEN_8086&DEV_A282&SUBSYS_310F17AA&REV_00)
- 標準 NVM Express コントローラー (PCI\VEN_126F&DEV_2263&SUBSYS_2263126F&REV_03)
ここは WinNTSetup を使用することで回避しました。Windows PE 環境は試行錯誤でインストールしていた Windows 10 の回復環境を用いました。
おそらく他に次の方法でも回避できるのではないでしょうか:
- Windows 10 などのインストーラーを使用する (インストールソースの install.wim, install.esd を Windows Server のものに置換する)
- 手動で何とかする (パーティションを設定、install.wim を展開、ブートローダーをインストール)
デバイスドライバー等のインストール
Ethernet (Intel I219-V)
次を参考にインストールします。
- Installing Intel I211, I217V, I218V and I219V drivers on Windows Server 2016 with EUFI boot
- https://analogicintelligence.blogspot.com/2015/03/nuc5i3ryhyper-v-server-2012r2.html
Wi-Fi (Intel AC 8265)
Intel 純正ドライバーが加工なしでインストールできます。
こちらを参考に Wi-Fi を有効にします。
他
- Chipset INF
- Kaby lake は Windows 10 にしか対応していないため iGPU ドライバーは提供されません。こちらのページのベータ版ドライバーを使用するか、サーバー用途であれば無視しても問題にならないでしょう。
- Intel Management Engine のドライバーは Windows Update でインストールされるようです。
- Bluetooth は使用しないため無視しました。
- ie11 は逆に脆弱性につながりそうなので、Edge Business などをインストールするのが良いでしょう。