Microsoft は OpenAI の実質的な子会社化などで Edge を含めて AI への投資を強く続けており、Edge も以前と比べると開発が促進されている。
しかし各所でささやかれているように、ユーザーの同意を得ずに他のブラウザーのデータを勝手にインポートする機能が私の端末でも実行されていた。1これは Edge の使用を停止するほどに容認できない行為であったため、その方法を調査した。
他ブラウザーからのデータのインポートに関連する設定 (未確認)
edge://settings/profiles/importBrowsingData/importOnLaunch を開くと無効にする設定が表示される。グループポリシーなどが有効になっていると表示されないことがあり、その場合は次のレジストリ設定が同様の設定となるかもしれない。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge\Recommended]
"ImportSavedPasswords"=dword:00000000
"ImportExtensions"=dword:00000000
"ImportSearchEngine"=dword:00000000
"ImportOpenTabs"=dword:00000000
"ImportHistory"=dword:00000000
"ImportBrowserSettings"=dword:00000000
"ImportAutofillFormData"=dword:00000000
"ImportFavorites"=dword:00000000
"ImportCookies"=dword:00000000
"ImportPaymentInfo"=dword:00000000
"ImportShortcuts"=dword:00000000
プロファイルの削除
ファイルシステム上のデータを削除するのが最も確実らしい。
- タスクマネージャー等で MicrosoftEdge.exe を停止する。
- %LocalAppData%\Microsoft\Edge\User Data を開き、ディレクトリ全体を削除する。ここには複数のプロファイルが含まれることがある。
追加でこちらのページに従って自動起動を抑止する。レジストリ設定は次のようになる。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge]
"StartupBoostEnabled"=dword:00000000
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\EdgeUpdate\Clients\{56EB18F8-B008-4CBD-B6D2-8C97FE7E9062}\Commands\on-logon-autolaunch]
"AutoRunOnLogon"=dword:00000000
Microsoft Edge のアンインストール
通常はプロファイルの削除で十分だが、どうしても削除したいときは https://www.tomsguide.com/how-to/how-to-uninstall-microsoft-edge などの手順を実行する。
- 実態は広告企業である Google でさえこういった手法は採用しない。Internet Explorer 時代の傲慢さを想起させる事例ではある。 ↩︎