何度か設定する機会がありましたが、かなり分かりにくいので手順を残しておきます。各ステップの詳細な設定方法はリンク先や付属しているはずのマニュアルを参照してください。
コンソールと Web から同時に設定を行うとデッドロックが発生して、再起動が必要になる機種があるようですので注意してください。
- スキャンした文書を E-Mailアドレス宛に送信します。
- 複合機に IPv4 アドレス、IPv4 ゲートウェイ、DNS サーバー等を設定します。
- DNS サーバーはルーターが存在する環境であれば IPv4 ゲートウェイと同じ、あるいは 8.8.8.8 などの public DNS server を指定します。
- Windows 用のプリンターインストーラーは複合機を hostname ではなく IP で参照する設定でインストールしますので、IPv4 の設定は事実上必須です。もちろんルーターなどの DHCP サーバーで IPv4 アドレスを固定しても構いません。
- SMTP サーバーを設定します。
- SSL という設定項目が表示されない機種は SSL は使用できないようです。TLS をサポートしているかは不明です。
- ここで必ずホームに戻ります。
- SMTP サーバーの接続テストを行います。
- 失敗したときは 1.1 と 1.2 を見直すか、ホームに戻って再度接続テストを行うか、複合機を再起動して接続テストを行ってください。
- SMTP サーバーの認証情報を設定します。
- ユーザー名は SMTP サーバーへのログイン用です。
- メールアドレスはおそらく送信するとき from に使用されます。次の 1.6 で設定しますので必要ないかもしれません。
- パスワードは SMTP サーバーへのログイン用です。
- 暗号化は通常は自動を指定します。(この暗号化は通信の暗号化ではなくパスワードのハッシュ化を意味すると思われます)
- 管理者メールアドレスを設定します。
- おそらく送信するとき from に使用されます。
- 1.5.2 で設定したメールアドレスとどちらが優先されるのかなどは不明です。
- 複合機に IPv4 アドレス、IPv4 ゲートウェイ、DNS サーバー等を設定します。
- メールアドレスをアドレス帳に登録します。
- テストするときに送信者が必要となりますので、使用対象に送信者も選択します。
- FAX 受信したときの転送先を設定します。
- FAX 受信したときに蓄積・印刷しないように設定します。
- 受信テストを行います。
- エプソン販売株式会社 インフォメーションセンターの番号です。相手先回線の混雑具合によりますが、返信まで 5 分程度はかかるようです。
これから複合機を導入しようという方は考え直して、eFAX (1,500 円/月、市外局番が選べる、受信・送信ともに 150 ページまで無料、メールで送受信、クレジットカード/銀行振込/口座振替) などの利用をお勧めします。