Published On: 2015-10-11|Last Updated: 2015-10-11|Categories: Linux|Tags: , , , , , |

便利ですよね、Linux RAID。コストがかけられないときは RAID-1 + LVM でディスク全体をとりあえず確保して kvm で Windows を閉じ込めると結構楽な気がします。貧者の VMware ESXi みたいな。とにかく Windows を直接使うのは嫌です、精神的に。

状態:

  • Ubuntu 12.04
  • /boot も / も Linux RAID (RAID-1)
  • MBR ディスク

手順:

  1. 新しいディスクを接続してパーティションの設定
  2. MBR に grub をインストール
    • # grub-install /dev/sdX
    • # diff -y <(xxd -l 440 /dev/sda) <(xxd -l 440 /dev/sdX)
  3. RAID に追加
    • # mdadm –manage /dev/mdX –add /dev/sdXN
  4. 同期デバイス数を増やして同期開始
    • # mdadm –grow /dev/mdX –raid-devices=3
  5. 新しいディスクがさらにあれば 1 に戻って繰り返す
  6. # halt -p
  7. ストレージを入れ替えて起動
  8. degrade になるので同期デバイス数を減らす
    • # mdadm –grow /dev/mdX –raid-devices=2
  9. 拡大する (詳しくはこちら)
    • # mdadm –grow /dev/mdX –size=max
    • pvresize, lvextend, resize2fs, …
  10. 拡大した領域の resync が始まっている
    • # mdadm –wait /dev/mdX

もっと詳しい記事を参考にした方が明らかにいいけど、お行儀よく fail にしないで交換しても大丈夫だという話。

同期は USB 3.0 とかなら十分な速度が出ます。あらかじめ新しいストレージを 2 台接続して同期しておけばいきなり冗長化された状態に。

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